環境学習支援
自然体験活動の支援
事例1) 「環境を考えるとは」~杉並区立井荻小学校の自然体験活動より
すぎなみ環境ネットワークが環境学習のお手伝いをしている事例をご紹介します。井荻小学校は杉並区の北西部に位置し、校内を善福寺川が流れるという珍しい立地を生かし、現在ではその善福寺川を自然の川に戻すために様々な活動に取り組んでいます。・・・
事例2) 「ヤゴ救出大作戦」~杉並区内小中学校の取り組みより
ヤゴ救出大作戦とは、屋外にある学校のプールで繁殖したトンボの幼虫(ヤゴと言います)が、プール開き直前の清掃によって排水口から流されてしまわないようプールから救い出す活動をいいます。市街地では都市化が一層進み、田んぼやため池などの水辺の空間が減っています。そんな中で、学校のプールは多くの水生生物が生息する貴重な空間であり、子どもたちが身近な生き物に触れる環境学習の場として活用されています。・・・
事例3) 「身近な森」~杉並区立高井戸中学校での活動
杉並区立高井戸中学校に隣接する区立三井の森公園は雑木林(かつての里山)の面影を残す自然豊かな公園です。春と秋には高井戸東小学校3年生の総合学習で「五感を使って春(秋)をさがそう」をテーマに自然観察会を実施。また、高井戸中学校2年生には春の土曜授業で「ヒトにとって自然はなぜ必要か」をテーマに、かつての里山の持続可能な循環型社会について三井の森公園の雑木林の自然を通じて考える学習サポート事業を実施しています。
また、三井の森公園では「三井の森公園クラブ(区認定みどりのボランティア団体)」と高井戸中学校「アンネのバラ委員会」との協働で落葉で腐葉土づくりを行っており、出来上がった腐葉土は高井戸中学校をはじめ高井戸清掃工場、高井戸東小学校、近隣保育園などに配布し公共施設緑化に活用しています。
事例4) 「土曜授業・環境とボランティア活動」~杉並区立松ノ木中学校での活動
松ノ木中学校は都立和田堀公園に囲まれた立地にあり、平成26年度土曜授業開始に合わせ1年生を対象に「環境」の学習や活動の支援をしています。省エネルギー、ごみ、自然観察、生態系など当事者意識を持ち地球環境について考え、行動していく大人を目指した体験型学習を年間6回~8回行っています。また、松ノ木中学校は課外でボランティア活動にも取り組んでおり、校庭の落ち葉ボックスに落ち葉を積み腐葉土を作る活動を支援しています。今年から特製腐葉土は花壇づくり活動に活用しています。