NPO法人すぎなみ環境ネットワーク

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かんきょう講演会「自分でできるグリーンインフラ」

                           ※講座風景

 

開催日時:令和6年11月9日(土)14:00~16:00

開催場所:環境活動推進センター3階 講座室

講  師:熊本県立大学 特別教授 島谷  幸宏  氏  

参加人数:32名

 

島谷先生の紹介後、先生からは雨量の単位(㎜)についての話があり、100㎜/時間で洪水が起こるとの話しでした。グリーンインフラについてはAIの回答を使って説明がありました。先々週ネパールに行き、ヒマラヤの氷河がとけ洪水が起こった現地の視察をした時の話しに触れられました。
2015年に日本にグリーンインフラが導入され、Eco-DRRで生態系を活用した防災・減災という考えで、サンゴ礁・マングローブ・森林・田んぼダムなど湿地環境を主に据えています。
熊本では球磨川の流域対策としてグリーンインフラの源流地域づくりを行ってきているそうです。河川のグリーンインフラ化などに触れられ、雨庭については、熊本県での雨庭についての説明などがありました。土地利用別の浸透能の説明などの後、都市化が進むと洪水が増えるというのを数値で話されました。熊本では球磨川の洪水以降グリーンインフラを進める産学官民の組織的な動きについて詳しい説明などがあり、高校や中学、個人宅、公共の施設などの雨庭に事例紹介などの他ご自宅での体験などの話がありました。

質問の時間には活発なやり取りがあり、惜しまれながら時間で終了しました。(普及啓発委員:T.S)


>※当日のチラシはこちら

開会にあたり講師の紹介

開会に際して委員の渡辺氏より島谷先生の紹介がありました。
共創する流域治水の特集で島谷先生たちの活動等が紹介された雑誌の紹介などもありました。

緑の流域治水のイメージ

河川の整備だけでなく、遊水池の活用や森林整備など様々な場所での展開が見込まれています。

森林整備の効果

森林整備による流域治水の効果として、洪水を防ぐ・土砂の流出を防ぐ・二酸化炭素を蓄積・酸素を作るなど様々あげられています。

熊本県立大学の雨庭

熊本県立大学に雨庭を自作し、浸透能などのモニタリングを行っています。

土地利用別の浸透能

土地利用別に浸透能が研究されたデータでの説明がありました。


※流域治水を核とした持続社会の概念

※流出抑制技術まとめ


※熊本雨庭パートナーシップ概念図

※流出抑制計算手法


※個人邸雨庭事例

※南陵高校の雨庭事例