活動レポート
「講座 ・観察会・見学会」活動レポート 実施の様子一覧
太陽熱給湯システムを知ろう~太陽で沸かしたお湯はお得!
※太陽エネルギーの利用
開催日時:令和6年9月29日(日)10:00~12:00
開催場所:環境活動推進センター3階 講座室
講 師:一般社団法人ソーラーシステム振興協会認定ソーラー施工士指導員・ミナト矢崎サービス株式会社 水野 逸実 氏
参加人数:10名
定員20名に対して10名の参加であったが、自宅の省エネに熱心な方が多く、講義中の質疑応答も活発で大変有意義な講座でした。
屋根上の省エネには、太陽光発電、太陽熱給湯システム、遮熱塗料塗布の3種類があり、今回は太陽熱利用を中心に、最後に遮熱塗料塗布についてのお話がありました。
地球温暖化防止の観点からも家庭からCO2削減ができ、ガスや灯油など化石燃料の節約もでき、さらに災害時にお湯などを使うことができる等、太陽熱利用システムの意義が良く理解できました。(普及啓発委員:M.O)
太陽エネルギー
日本のエネルギー自給率は、原子力を含めて13.3%であり、エネルギーセキュリティーの観点からも再生可能エネルギーへの期待が大きい。
太陽エネルギーの2つの利用方法の中で、電気は太陽光発電システムで、お湯や暖房は太陽熱利用システムで行い、後者は狭い屋根でも太陽熱ネルギーを有効に活用できます。
エネルギー消費量
家庭でのエネルギー消費量のうち、熱利用である給湯と暖房で50%以上を占めています。
太陽熱利用システムには、主に自然循環式太陽熱温水器と強制循環式ソーラーシステムがあります。
新旧太陽熱給湯システムの比較
屋根に200~300Kgのタンクを備えた昔からある自然循環式(フロート方式)では浴槽、シャワーへお湯を供給できるのに対して、最新の水道直結式の強制循環式では給湯器に直接接続可能で、建物内の全ての蛇口で太陽熱を利用できます。
遮熱塗料について
断熱とは熱を伝わりにくくするこで、遮熱とは光、熱を反射させることで、後者では建築物に熱を滞留させないため屋根表面温度が20~25℃低く抑えられ、燃料の低減が実現できます。