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活動レポート

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夏の昆虫観察会~身近に息づく虫を発見しよう

開催日時:令和6年8月23日(金) 10:00~12:00  

開催場所:都立善福寺公園 上の池および下の池 

講  師:日本トンボ学会副会長 須田  真一  氏

             日本トンボ学会会員 喜多  英人  氏

               日本昆虫学会会員 林  弥生子  氏

参加人数:36名

 

子供たちに大人気の昆虫観察会、持参したネットや虫かごに子供たちの並々ならぬ意欲が感じられました。

毎年ながら、熱中症に留意しながら、公園内の日陰や途中休憩で水分補給、スズメバチに注意しながらの観察会でした。

参加者を3班に分け、須田真一先生、林弥生子先生は公園の上の池を、喜多英人先生は公園の下の池をそれぞれ周回しました。

須田先生の班では、昆虫の種類や見分け方などに加えて、イトトンボ・ナツアカネ・リュウキュウツヤハナムグリ(カナブンの仲間)等は、人為的な影響で移動させられ、移動させられた環境が温暖化による生育可能地で、さらに天敵がいないので繁殖したこと等のお話は大変興味の惹かれるものでした。

また、善福寺上の池・下の池は井の頭池・妙正寺池とちがい水深が深く(1.5から2m)、水草のあまり生えていない広い池なので、ウチワヤンマの絶好の棲家となっているそうです。

生息する昆虫はまさに生息環境そのものの指標と感じた有意義な観察会でした。(みどり事業委員:F.T)


>※当日のチラシはこちら

コナラ・クヌギ林の中を昆虫を探して

※熱心に先生の声に耳を傾けて

「蛇が木に登っている!」子供の元気良い声と共に猛暑の中での昆虫観察会が始まりました。

幹にいて蜜を吸っている昆虫は比較的安全ですが、あまり邪魔をすると、スズメガなどは、手を挙げて威嚇して来るそうです。

ファイルの写真を見せながらわかりやすく

※大人も子供も童心に帰って

野外でのリアルな学習は、本当に興味深く、子どもよりも大人が夢中になっていました。

やったね! イトトンボ ゲット

ゲットしたトンボはお友達にも見せるのかな

トンボの種類が多く見られました

羽の美しさに見とれて

善福寺公園の水辺らしく、ウチワヤンマ・イトトンボ・ナツアカネ等多くのトンボが見られました。

観察会を終えて

※ お疲れさまでした

たくさんの生き物と出会い、触れ合えた観察会でした。