活動レポート
「自然に学ぶ」活動レポート 実施の様子一覧
不思議な樹木散歩~春の木場公園で見て、触って、匂ってみよう!
※集合前の木場公園、ベンチの近くにカタバミが生えていた
開催日時:令和6年5月12日(日) 10:00~12:00
開催場所:木場公園 南地区
講 師:森林インストラクター・樹木医 岩谷 美苗 氏
参加人数:18名
開催地は新木場に当時の材木業者が移転するのを機に防災都市計画の一環として1992年に開園した木場公園の南地区都市緑化植物園(同公園の規模は桃井原っぱ公園の約6倍)。
さつきが咲き誇る中、「今日は子供向けのお遊び講座で進めます」との岩谷先生の一声で講座がスタート。さっそく、近くに生えていたカタバミの葉で10円玉磨きにトライ。また、イヌマキの葉で手裏剣を作る、ムクロジの身の皮をペットボトルに入れて洗剤作るなど、子供はもちろん大人も夢中になる「見る、触る、舐める、嗅ぐ」プログラムがよどみなく続き、2時間があっという間に終了をむかえる実に体験豊かな講座だった。
地面に落ちた果実を見つけ出す観察眼、ビワの実を割ってその中を見たいという子供の好奇心にとても驚きました。(みどり事業委員:S.T)
本日の講師
著書「子どもと木であそぶ 樹木医が教える木あそびガイド」東京書籍からの抜粋資料を用意してくださった。
10円玉磨き
カタバミにあるシュウ酸という成分が10円玉の錆を落としてくれる。大きい葉を使うのがコツ。クローバーと似ているがカタバミの葉はハート形。
クスノキの下で
防虫効果のある樟脳の香りがするクスノキは害虫に強く、日本の巨樹に多い樹木だ。
イヌマキの葉で
葉を4枚、それぞれ直角に折って井桁に組み合わせるのだけれど、慣れるまではむずかしい?
ペットボトルで洗剤を作る
500mlのペットボトルに水100ml。これにムクロジをいれてよく振ると泡立ち洗剤となる。
※タコウィンナーことザクロを見つけた |
※「もっと割って~」と集めてきたビワ |