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活動レポート

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バス見学会「湾岸エリアでごみと資源の有効活用を学びましょう」

日時:平成27年10月28日(水)
見学先:①新江東清掃工場 →昼食(東京スポーツ文化館)→②夢の島熱帯植物園 ③環境局中央防波堤合同宿舎 ④埋立処分場

現在の23区のごみ事情を目のあたりに出来たバス見学会でした。清掃工場で発電された電力、回収された熱は、辰巳温水プール・東京スポーツ文化館・夢の島熱帯植物園に供給、有効利用されています。

新江東清掃工場

1日1800トンという日本一の焼却能力を持ち焼却により、ごみは1/2の量となり、中央防波堤埋立処分場に埋め立てられます。
800~1000℃で焼却し、焼却管理の徹底や除去設備により、ダイオキシンの発生を法規制値よりはるかに低い水準に保っています。焼却により発生する熱エネルギーが生み出す発電の余剰分は、電力会社に売却しているそうです。

夢の島熱帯植物園

3つのドームから成る熱帯植物園では、珍しい熱帯植物や小笠原の植物が多数育てられ、ボランティアガイドから詳しい説明を受けました。

埋立処分場

東京湾の中央防波堤を挟んで内側と外側に広がる処分場は全て埋め立てが終わり、残された処分場のスペースはわずかです。
現在は一人一人の努力もありますが、プラステック等の焼却によりバブル期に比べれば、ごみは大分減ってきています。
しかし、このままだと埋立て可能なスペースは、わずかな時間でいっぱいになってしまうそうです。
これ以上、都内に処分場を広げることは不可能なので、残された場所は大切です。

ひとりひとり が出来ること

「リデュース(ごみ減量)・リユース(再利用)・リサイクル(再資源化)」= 3Rが大切です!
ごみを出さない努力と、ルールを守ったごみの分別、ごみの減量につながるリユース・リサイクルなどを心がけたいものです。

現在、工事中の杉並清掃工場も平成29年秋に完成予定です。どのような清掃工場になるのか、今から楽しみです。