NPO法人すぎなみ環境ネットワーク

持続可能な社会を目指し、環境に配慮した生活をすすめる団体です

HOME活動レポート講座 ・観察会・見学会 >『バス見学会~ロッテ挟山工場とくぬぎの森環境塾』

活動レポート

「講座 ・観察会・見学会」活動レポート 実施の様子一覧

『バス見学会~ロッテ挟山工場とくぬぎの森環境塾』

実施日:27年5月19日(火)8時30分~17時30分
開催場所:ロッテ狭山工場 & 石坂産業(くぬぎの森)
参加者数:27名

少し心配された雨も止み、環境活動推進センターより埼玉県へ向けて出発。
わずか片道1時間ほどのところに2か所も見学先があり、見学時間をたっぷりとることができました。

【ロッテ狭山工場】

コアラのマーチ(左:見学団体名記名の特別品 右:従来品)

1969年今から46年前に創立した狭山工場は、国内ロッテ工場の中で一番大きく、85000㎡、800人の従業員がいます。
みなさまにおなじみのコアラのマーチやキシリトールガム、チョコパイなどはここで作られ、全国に運ばれているそうです。

【3種類の実験と見学】

実験

3種類の実験(色素・香り・キシリトールについて)を体験し、またコアラのマーチが全400種類あるイラストがどのように生地にプリントされるのか、そしてどのように膨らむのかを見ることができました。焼きあがったばかりのコアラのマーチはサクサクでチョコが入っていなくても、とてもおいしかったです。
 実際の工場見学は、キシリトールガムの製造工程を見ることができました。キシリトールはお砂糖の75%のカロリーで吸熱効果は8倍もあり、虫歯になりにくいガム。これが1分間に300粒も作られる工場見学もとても楽しかったです。

【石坂産業】

昼食

駐車場から建物に移動するwelcome streetには、すいかずらの花がきれいに咲き、あまいいい香りで迎えてくれました。
まずは地産地消の春いっぱいの昼食をいただき、たっぷり3時間半の見学がスタートします。
「100年先が見える工場」自然と地域と共生していくために、環境アミューズメント化を志す若き女性社長のもと、環境に配慮した工夫やおもてなしのたくさんつまった会社です。

【資源の循環を目指すエコ工場】

工場内

90年代埼玉県のダイオキシン問題を受け、住民の反対から、石坂産業は4Rの志を基に、ごみ焼却から再生資源へ会社経営を転換させました。現在では97%のリサイクル率を誇り、社員一同が一体となって100%を目指しています。
工場は建屋で覆われ、粉じん、騒音などを地域に出すことなく、地域の理解を得られるよう様々な努力をされていました。

【くぬぎの森~パワースポット~足湯】

森の様子

東京ドーム3.5倍の敷地の8割を緑がしめる「くぬぎの森環境塾」
近隣の手つかずになりがちな土地をお預かりする形で作っているそうです。
以前は不法投棄も多く見られたそうですが、改善され、地域の方々に理解され、将来を担う子どもたちがさまざまな見学や体験もできる体験型アミューズメントの実現にも力を入れているそうです。
農業をし、収穫したものを加工し、販売する6次産業にも参入。経営の多角化を図っている一日中楽しむことのできる憩いの場でした。