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活動レポート

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セミの羽化を観察しよう

平成26年8月1日(金)
場所:善福寺川緑地 緑陰広場周辺 
講師: 東京都環境学習リーダー
     境原 達也 氏

当日は、当初の定員30名を大幅に上回り、保護者を含め51名が参加しました。
後半には雷の音も轟きましたが、講師の解説をふまえて夜のセミの羽化を間近に観察することができ、親子共々充実した時間を過ごすことができました。
(上記写真は昨年の講座での羽化の様子です)

事前学習を集合場所で

観察に先立って、パソコンを用い、セミの特徴や生態に関する分かりやすい説明が行われました。暑さの残る時間帯でしたが、セミの一生についてなど、皆、熱心に聞き入っていました。
また区内に生息する主なセミの種類や具体的な羽化の様子についてもスライドで紹介され、これからの観察タイムに向けて期待が高まり、待ちきれない様子でした。

実際に羽化の様子を間近で観察

解説の後は、いよいよセミのいる場所を探して、広場の木々へ三々五々と散らばっていきました。あちらこちらから「いたよ!」「木を登っていくよ」「背中が割れそう」といった声が聞かれ、皆、興味深く羽化の様子を見つめました。
夜でも透き通るように浮かび上がるエメラルドグリーンの姿を、虫メガネで息をつめて凝視する子もいれば、貴重な写真としてカメラに納める参加者のいて、思い思いのスタイルで楽しい一時を過ごしました。

有意義な時間を過ごして帰途に

当日はアブラゼミやミンミンゼミ、ツクツクボウシの羽化の様子が多く見られました。

解散前に子供達からは、「カラスやアリに食べられてしまうセミもいた」「地面に落ちて踏まれてしまう幼虫もいた」などの声が寄せられ、講師が「弱肉強食の世界だね」と締めくくられました。

帰りがけの子供達は、夏休みの思い出として拾ったセミの抜け殻を大切そうに抱え、とても活き活きした表情でした。