NPO法人すぎなみ環境ネットワーク

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活動レポート

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すぎなみの息づく緑で草木染め~初夏の光を染める

すぎなみの息づく緑で草木染め
~初夏の光を染める~
日時:平成26年6月14日
場所:あんさんぶる荻窪
講師:小枝のフレディ代表
     横山 ひろこ 氏

すぎなみ環境情報館では、毎年2回実施している人気の講座です。
毎回、すぎなみに息づく季節の草木を使って染め、区民の皆様に身近にある自然の恵みを感じていただいています。
今季は、楓(かえで)の剪定枝葉を利用しました。シルクのスカーフを染めると柔らかなマスタードイエローになりました。

楓(かえで)の枝葉

楓の枝葉

スカーフの重さの約5倍の枝葉をたっぷりのお湯に入れ、煮沸して20分ほど煮て漉し、染液を作ります。

染める手順

煮出した染液

スカーフを煮出した染液に入れ、10分ほど動かしながら浸します。

媒染は、アルミ(みょうばん)を使いました。
まず、みょうばんを溶かした媒染液の中に入れ、同じように10分ほど浸し、水洗いします。

スカーフを水洗いして、温め直した染液に入れ、また10分。
もう一度、媒染液の中に入れ、5分~10分動かします。

スカーフを水洗いして、染液に戻し、5分~10分浸します。
水洗いして、陰干しして出来上がりです!

自然の色をいただく

先生の草木染め作品

講師の横山先生は自然の素晴らしさに感動し、20年ほど草木染めを続けていらっしゃいます。
「私たちは季節ごとに、木々の葉や花の美しさを愛でることができます。
草木染めは、普段、目にする自然の色姿とは別の、もうひとつの目に見えない恵みを発見する喜びに満ちています。自然に感謝して色をいただいています。」とのお話でした。