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活動レポート

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見沼たんぼエコツアー

平成25年11月19日(火)
場所:見沼田んぼ(埼玉県)
講師:<杉並ネイチャー7>
 淀川正進氏
行程:JR武蔵野線東浦和駅(集合)→見沼通船堀西縁→鈴木家住宅
→水神社→見沼通船堀東縁→木曾呂の富士塚→金崎斜面林→ 川口自然公園(昼食)
→芝川第一調整池→浦和くらしの博物館民家園→念仏橋バス停(解散)
全行程5㎞

毎回大変好評いただいているエコツアーです。
今回も杉並ネイチャー7の皆様の企画協力をいただき実施しました。

首都圏に残る1260haの広大な緑地空間である、さいたまの見沼田んぼを訪れ、縄文時代からの地形の変化と江戸時代以降の土地の歴史を知り、豊かな田園風景や自然と通船堀や古民家などの文化財を楽しみました。

参加者からは、「とても分かりやすい説明で興味が充たされた」「東京の近くで、こんな自然があるとは驚いた!」などの感想が寄せられました。
講師からは、「広大な見沼田んぼの一部を見ていただいたが、他のエリアも見る機会があればと思います」とのこと。

見沼たんぼと見沼代用水

見沼代用水

見沼たんぼは、開発を抑制された、芝川流域に広がる首都圏最大の広大な土地です。
縄文時代は、古芝川が大宮台地を侵食した谷に奥東京湾が入り込んでおり(縄文海進)、弥生時代には海岸線が後退し(海退)、沼沢地となり、見沼が生まれました。その後、干拓が進み、潅漑用水源として、利根川から見沼代用水が掘られました。(徳川吉宗の時代)

見沼田んぼは水田にはあまり向かないので、現在は畑や市民農園が多いそうです。

見沼通船堀

閘門式の関

水田の開拓後、江戸に米を運ぶために、代用水路と芝川を結ぶ運河が作られ、それが見沼通船堀です。
パナマ運河と同じいわゆる閘門式(こうもんしき)ですが、パナマ運河建設(1919)より188年前に作られました。

鈴木家住宅

鈴木家住宅

通船堀を代々管理してきた鈴木家住宅です。現在、当時の船模型等を見学できます。(要予約)

芝川調整池

建設中の第一調整池

狩野川台風(1958)による洪水被害から、調整池の重要性が再確認されて、芝川に7つの調整池が計画されましたが、第七調整池のみが完成、最大規模の第一調整池は建設途中で、他は未着工です。

第一調整池ではバードウォッチングを楽しむ人が沢山訪れていました。当日はオオタカや他の水鳥を見ることができました。