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熱の力で動かすスターリングエンジンを作ろう

熱の力で動かすスターリングエンジンを作ろう
日時:平成24年7月27日
場所:あんさんぶる荻窪
講師:石井 努 氏(都立杉並工業高校教諭)

都立杉並工業高校の先生とお兄さん達がやさしく教えてくれる夏休み恒例の子ども講座です。
講座参加の子ども達が作業しやすいように、毎年、事前に高校生のお兄さん達が準備をした材料を使います。
金属の材料のカットや、木端などを丁寧にやすりがけしたり、細かい部品を時間をかけて仕上げてくれました。

エンジンのしくみ

エンジンをあたためて動かしてみます

最初に講師の石井先生より、今回製作するスターリングエンジン(ジャンピングミニ)のしくみについて教えていただきました。

エンジンが板の上でジャンプを繰り返し、その時の反動で板が数センチずつ前進します。

エンジンは、試験管とゴム手袋の指部分で出来ています。
ピストンはスチール綿を使います。

試験管をバーナーで加熱し、空気の膨張によりピストン運動がおきます。

ピストンを作ります

スチール綿を筒状にします

熱伝導の良い素材、スチール綿を筒状にして試験管の中に入れます。
試験管の中をスチール綿がピストン運動できる位の大きさに調整します。

エンジンのゴム部分をしっかりと

ゴム手袋の指部分

薄手ゴム手袋の指部分をカットして、試験管にかぶせ、ビニールテープで空気が漏れないように固定します。

ジャンピングミニの完成です!

ジャンプして進みます

出来上がったエンジン部分と、高校生のお兄さん達が下準備してくれた材料を合わせて、本体を組み立てていきます。
エンジンテストもしてもらい、参加者全員のジャンピングミニが動きました。

お兄さん達が作った高性能のエンジン

さあエンジンがあたたまったらスタートです!

毎年、杉並工業高校では、クラブ活動で作成したスターリングエンジンで全国大会に参加しています。
今日は、サーキットで走らせて実演してもらいました。ビューンと音をたててすごい速さで走る車に皆、大歓声です!
やはりお兄さん達はすごい!