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活動レポート

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-162℃の不思議な世界&燃料電池で発電体験

-162℃の不思議な世界&燃料電池で発電体験
日時:平成24年7月22日
場所:あんさんぶる荻窪
講師:山中秀夫氏(東京ガス西部支店地域広報グループ)

東京ガス(株)西部支店から講師をお招きし、いろいろな実験を交えた熱気に満ちた2時間でした。子ども30人と保護者の方が参加されました。
子どもたちが実験に参加し、素晴らしい笑顔を見せてくれました。



最初の実験は、風船の中の空気を冷やしてみました。
膨らませた風船の空気は液体窒素で-162℃に冷やすと、空気水に変身。
ソーセージのような風船からわずかな量の空気水ができました。

液体窒素の実験装置

都市ガスは、現在、環境負荷の少ないLNG(液化ガス)を使用しています。冷却し液化して輸入しています。実験では液体窒素を利用しました。

-162℃では一瞬に凍ります

ビニールボールを液体窒素に浸ける実験

-162℃の液体窒素にビニールボールを浸けてみました。
一瞬のうちに冷凍され、カチカチのボールになりました。
実験は、目や手の保護のためにゴーグル、革の手袋を着用。

カチカチボールは粉々に

カチカチボールを落とす実験

次は、冷凍状態のビニールボールを落とす実験。
こわごわの人、思いっきり落とす人、とそれぞれに試してみました。
ボールは粉々に割れてしまいました。割れたかけらは記念に持ち帰りOKです。めがねと手袋着用は必須です。
気体から固体に変化する昇華の実験もしました。
ポリ袋に注入した二酸化炭素は、-162℃に冷やすとドライアイスに変身。
みるみる溶けてしまいましたが。

水素と酸素から電気をつくってみよう

赤いLED電球が灯りました

水素ボンベを使い、空気中の酸素と反応させると水ができますが、電気も作れます。赤いLEDミニ電球が点灯しました。赤い小さな光があちこちで揺れて、とてもきれいでした。

テキスト

テキストとおみやげのノート

東京ガスのテキストは「ウルトラ省エネハンドブック」、「環境とエネルギー」など。おみやげにガスパッチョ君のノートをいただきました。
液体燃料から電気をつくる仕組みを学んだ密度の高い講座でした。

(広報委員 大西 記)