活動レポート
「講座 ・観察会・見学会」活動レポート 実施の様子一覧
すぎなみの息づく緑で草木染め~初夏の光を染める~
すぎなみの息づく緑で草木染め
~初夏の光を染める~
日時:平成24年6月23日
場所:あんさんぶる荻窪
講師:横山ひろこ 氏(小枝のフレディ代表)
すぎなみ環境情報館では、毎年2回実施している人気の講座です。
毎回、すぎなみに息づく季節の草木を使って染め、区民の皆様に身近にある自然の恵みを感じていただいています。
今回はモチノキの剪定枝を利用しました。シルクを染めると初夏の光のように優しい色になりました。
モチノキ
モチノキ:本州、四国、九州、南西諸島に分布する常緑の小高木。
特に温暖な沿岸域の常緑広葉樹林に生育する。
モチノキの樹氷から作る鳥餅が和名の由来。
雌雄別株で、4月頃に4弁の花を開き、秋に赤い実をつける。
染める手順-1
1.染液を作る:染める物の5倍程度の枝葉をたっぷりのお湯に入れる。火にかけ、沸騰させ20分間煮て漉し染液を作る。
2.スカーフを染液に入れ、10分ほど動かしながら浸す。
3.スカーフを取り出し、アルミを溶かした媒染液の中で、同じように10分ほど動かしながら浸す。
4.スカーフを水洗いし、温めなおした染液に戻し、同じように浸す。
染める手順-2
5.染液からスカーフを取り出し、鉄を溶かした媒染液に染めたい部分だけ浸し、5分から10分動かす。
6.スカーフを水洗いして4の染液に戻し、同じように5分から10分動かしながら浸す。
染める手順-3
スカーフを水洗いして、陰干しする。
「杉並の百色」から
「すぎなみの息づく緑で草木染め」講座は大人気でロングランを続けています。講座では、身近な杉並の緑を染めた「小枝のフレディ」グループの作品もご覧いただきました。