活動レポート
「講演会」活動レポート 実施の様子一覧
かんきょう講演会「ライフスタイル変革~未来につなげる暮らし方~ 」
※講演会の様子
開催日時:令和6年1月28日(日)14:00~16:00
開催場所:環境活動推進センター 3階 講座室
講 師:東京都市大学 環境学部 教授 古川 柳蔵 氏
参加人数:20名
現代に生きる我々のまわりは、昨年の夏の猛暑や大洪水、干ばつなど地球温暖化によると思われる環境問題が山積みです。この我々が住む地球を将来にわたり持続可能な社会として維持していくために、我々はどのように生きていけばよいのか、身近な話題も織り込みライフスタイル変革について話を聞きました。
持続可能な生き方を求める一環として、大正10年前後にお生まれの方を対象にした「90歳ヒアリング」により、豊かな自然を基盤に未利用資源の発生しない循環型社会にヒントを得たり、未来のありたい姿を共有し、そこへの技術、仕組み、ロードマップなどを考える「バックキャスト思考」など興味深い、知的なお話でした。参加者の満足度も高く、各自がこれからのライフスタイルを変革するきっかけになると思います。(普及啓発委員会:M.O)
日常の生活様式、伝統文化、技術の消滅
鹿児島県沖永良部島の「くらごう」や富山県南砺市「各切」など自然共生のライフスタイルが自然劣化により消滅しつつある。また、伝統文化や工芸品が高齢化などの社会的制約により消滅の恐れもあります。
90歳ヒアリング
失われつつある古の知恵に学び、豊かな未来を紡ぎ出すことを目的に、①聞き取り、学び取り ②伝え、引き継ぎ ③未来の暮らしを描く を行い、長い年月の中でつちかわれてきた自然と共に、限られた資源で、心豊かに暮らす方法を見つけ出します。
バックキャスト思考
社会の仕組みのどこを変革すれば、ありたい姿にたどりつけるのか、多様な価値観をどのように取り戻していけばよいのか、未来の環境制約を受け入れた上で、最大限豊かに暮らすことが出来る姿を「バックキャスト思考」を用いて考えてみる。