NPO法人すぎなみ環境ネットワーク

持続可能な社会を目指し、環境に配慮した生活をすすめる団体です

HOME活動レポート講演会 >かんきょう講演会「 長坂真護氏と歩む世界最大級の電子機器の墓場への挑戦!」

活動レポート

「講演会」活動レポート 実施の様子一覧

かんきょう講演会「 長坂真護氏と歩む世界最大級の電子機器の墓場への挑戦!」

                         ※講演会会場の様子

 

開催日時:令和5年2月12日(日) 14:00~15:30

開催場所: 高井戸地域区民センター

講  師: MAGO MOTORS JAPAN株式会社 取締役 木村  太一 氏

参加人数:60名

 

 長坂真護氏は、アフリカ西海岸ガーナの首都近郊に捨てられた廃棄物の山とそこに暮らす人々に衝撃を受け、廃棄物を使ったアート作品の制作・販売を通して、現地の人々の生活改善に貢献する活動を行っている美術家です。

 講演会の講師の木村太一氏は、長坂氏の事業パートナーとして、廃棄プラスチック破砕処理工場の建設、再生製品の日本での製造および販売、収益の現地還元による廃棄物問題解決というビジネスモデル構築をめざしています。近い将来には、農業やEV部門にも事業を拡大する予定とのこと。

 現代の大量生産・消費社会は、処理しきれない大量の廃棄物を生み出しています。開発途上国にも先進国にも、解決するべき問題が山積していることを、あらためて考えさせられた講演会でした。(広報委員会:M.K)

 


>※当日のチラシはこちら

ガーナには捨てられた廃棄物の山が

※世界最大級の電子機器の墓場

現地の様子を撮影した多くのスライド映写とともに、長坂氏と木村氏の活動のきっかけや現地工場建設時の苦労、再生品製造のための廃棄物分別の難しさなどの課題も率直に語っていただきました。

長坂氏の作品

※活動支援として作品を購入される方も多いとのこと

 講演後には、長坂氏のアートの価値や購入の目的、資本主義と持続可能性との関係等について、会場からも活発な意見や質問が寄せられました。

長坂真護氏著『サステナブル・キャピタリズム』

長坂真護氏の環境とアート、経済をつなぐ考え方については、日経BP社発行『サステナブル・キャピタリズム』に詳しく書かれています。