活動レポート
「講演会」活動レポート 実施の様子一覧
かんきょう講演会「マシンガンズ滝沢と考えるゴミ問題~ゴミ清掃員から見た景色~」
※講師 マシンガンズ 滝沢 秀一氏
開催日時:令和2年11月7日(土) 午後2時~3時40分
開催場所:勤労福祉会館ホール
講 師:お笑い芸人・マシンガンズ 滝沢 秀一 氏
参加人数:90名
新型コロナウィルスの影響で、7月4日からの延期開催となりました。
改修オープン間もない勤労福祉会館ホールでの開催に変更したことで、会場定員半数ながら100名のご参加が可能になりました。
講師滝沢 氏の自己紹介では、ゴミ清掃員になったいきさつ、当初の3年ぐらいは嫌々やっていたそうです。その後ごみについて突き詰めてみようとの思いになってきたとのお話が印象的でした。それが今日のご活躍の一つのターニングポイントなのかと納得いたしました。
ごみの出し方として、竹串を牛乳パックなどに入れて危なくないように出される方法に、プロの主婦がいるなあと感心されたそうです。牛乳パックの出し方、ペットボトルの油容器の話など様々なごみの出し方に触れ、最近のラベルのないペットボトルなども推奨されました。
ごみの削減では、特に可燃ごみを、と呼びかけられました。可燃ごみのうちペットボトルは16.5%でそのうち資源に回せるものが9%。紙ごみは28.1%で資源に回せるものが16.1%もあり、それらを資源に回せば可燃ごみが約25%も減らせる。これは私たちみんなで、ぜひやるべきと思います。また、いわゆる雑紙と呼ばれる紙類の資源化を勧めておられました。
プラスチックに関しては、容器包装リサイクルに該当するものを徹底することの重要性にも触れられました。
不燃ごみの減らし方、美人ごみの出し方などユニークな見解、また最終処分場のこと、食品ロスのことにも触れられました。
市川市の生ごみたい肥設備、岡山のNPOのフードバンクの取り組みが紹介されましたが、杉並にも望まれます。
そして、まず、ごみを出さないことが先決と思いました。
ごみ減量で自分にできることとして3Rの他に Respect(リスペクト)とLast long(ラストロング)をあげられました。長持ち、気持ちがいい、即ち愛しているものなら命なくなるまで使うとの意味で、物を大切に、また作り手や生み出された品物に敬意と愛着を持つことがごみの削減につながるとの、提言と受け止めました。
終了後の質疑応答は時間の都合で3名の方のみでしたが、質問も多岐にわたり、熱心なやり取りが行われました。
資源に回せるごみ
ペットボトルと紙ごみの中で資源に回せるものがかなりあります。資源に回せば、可燃ごみを
約25%も減らせます。
皆で減量に取り組みましょう。
生ごみ堆肥設備実施例
市川市が使用実験中の生ごみ堆肥設備が紹介されました。
杉並でも導入が望まれます。
食品ロスの話
岡山のNPO法人の取り組みなどの紹介がありました。3カ所のスーパーなどから集まる一日の廃棄食品の問題は、強烈なインパクトがありました。うまく回す仕組みがあるとのことですが、まずは出さないことが先決かと思いました。
RespectとLast long
ごみの減量について3Rの他にRespect(リスペクト)を加え、Last long(ラストロング)、物を大事に使うということを最後に加えていきたいと述べられました。
※密を避け、座席の間隔を空けます |
※滝沢氏の著作3冊の紹介 |