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活動レポート

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かんきょう講演会「河川・水路の再生に向けて!」~みんなの夢水路にふさわしい植生を考えよう~

開催日:平成28年6月26日(日)14時~16時
場 所:環境活動推進センター 3階
講 師:東邦大学理学部生命圏環境科学科准教授
 西廣 淳(にしひろじゅん)氏

善福寺公園内の水路にふさわしい植生を再生し、生き物豊かな清らかな水を取り戻すにはどうすれば良いのか。

湿地の現代的活用など、国内外の事例を中心にお話いただきました。


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土壌シードバンク

土壌シードバンクとは、土壌中に存在する種子の集団のことです。

他からの植物を持ち込まず、現地に存在した植物による再生を目標にして、シードバンクからの眠っていた種子を利用します。
シードの再生には、発生しやすい環境を整えることが重要です。

ほどほどの攪乱、ほどほどの環境

氾濫原では、攪乱により、多様な植物がよみがえっています。

例として、豊岡市の田結湿地の再生例としてコウノトリが再来しています。
また、利根運河 理窓公園の湿地再生例では、地域と大学の連携も進み、子ども、高齢者の参加など、コミュニティを活発にしています。

湿地と人の新しい関係へと発展しました。

「ふさわしい植生」はみんなで相談して決める

みんなの夢水路再生を考えるとき、「ふさわしい植生」は科学のみから決めるものではなく、希望や意欲をもつ方々が相談し、試行錯誤しながら進めることが重要であると考えているとのことです。

善福寺池と水路再生のポテンシャル

善福寺池と水路の底には、かつて田んぼだったこともある土地柄なので、おもしろいものが眠っているように感じるそうです。
多くの人、多くの場所での作業が望ましいとのお話でした。