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活動レポート

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令和4年度 サポーター養成講座「小中学校の環境学習に携わってみませんか」(全5回)

                       最終回・授業案の発表の様子

 

開催日時:第1回 令和4年10月18日(火)、第2回 10月27日(木)、第3回 11月15日(火)、第4回11月29日(火)、
         第5回 12月6日(火)   各回とも 9:30~12:00

開催場所: 環境活動推進センター 3階講座室

講  師:元桃井第二小学校校長  邊見  公子 氏
     学習院大学非常勤講師  小堂  十 氏
     元杉並第十小学校校長  山口  京子 氏

     環境カウンセラー    浅岡  八枝子 氏

       東京都環境学習リーダー 境原  達也 氏

参加人数:9名

 

・本講座では、区内の小中学校での環境学習実施時の学習サポートに必要な知識や考え方を全5回で学びます。

・前半の第1回から第3回までは、学習指導要領との関係やSDGsとの繋がりにつき、学校教育に様々な形で携わってきた専門知識を有する講師の方をお招きし、実践されたプログラムなどをもとに環境学習に取り組む際の知識や心構えを学びます。
・後半の第4回と第5回では、環境学習の授業例から構成要素を学び、実際に授業案を作成するワークショップを体験し、作成した授業案を発表し意見交換を行い学びを深めます。
・本講座終了後には、実際に小中学校の環境学習の現場に入り、サポーター活動を行います。

(普及啓発委員会・環境学習サポーター:M.O)
 


>※当日のチラシはこちら

第1回「学習指導要領と環境学習のつなげ方」

・小学校学習指導要領の趣旨を学び、目標である「子どもたちに『生きる力』を育む」をどう達成するか考える事が大切だとわかりました。
・子どもたちに必要な3つの力「知識及び技能」、「思考力、判断力、表現力等」、「学びに向かう力、人間性等」を考え教師と連携し「どのように学ぶか」も重視し授業を改善することを学びました。
・さらに杉並区教育ビジョン2022についても説明を受け「学び合い、教え合い、かかわり合う」を念頭に環境教育に取り組んでほしいとのお話でした。

第2回「SDGsと環境学習について」

・ユネスコスクールである西田小学校や八成小学校、板橋区の事例の説明を受け、SDGs17との繋がりと環境学習について学びました。

・参加者から「SDGsについてあらためて考えるきっかけになった。」「子ども達にきちんと伝えることで、とてもしっかり受け止め、行動できることが分かりました。」などの声がありました。

第3回「子どもたちが心躍るプログラムの肝!」

・済美小学校、ヤゴ救出、蚕糸の森研究所の事例紹介から「子どもたちが心躍るプログラムの肝」を考えました。「学びたい時に」「学びたいことを」「学びたいところで」「学びたい人と」「学びたい方法で」が肝との言葉が印象的でした!

・参加者から「たくさんのわくわくと子どもたちの楽しそうな様子が想像できて、聞いているだけでも笑顔になりました!」「先生とサポーターが協力することで、いろいろな事が出来そうと思えた。」などの声がありました。

第4回「環境学習授業案について学ぼうⅠ」

・境原先生から川ガキ復活講座や井荻小学校の事例を、サポーターの土橋さん・木村さんから松ノ木中学校での事例を紹介してもらい、環境学習の授業の構成要素などを学び、 実際に授業案をつくるワークショップの前半を行いました。

第5回「環境学習授業案について学ぼうⅡ」

・「食を通して生きることを学ぶ」「いきものみっけたマップ」「未来に向けてきること。今何が大事なのか?」の3グループで環境学習の授業案を作成しました。
・各グループの授業案の発表、意見交換を行いました。

・5回の講座を修了して「新しいことを知ることの面白さ、発見を重ね学びを深めていくことを子どもたちと共有し、サポーターという役割を通して自分自身も成長できたらと思います。」との感想がありました。


※[食を通して生きることを学ぶ」グループの授業案

※「いきものみっけたマップ」グループの授業案


※「未来に向けてできること。今何が大事なのか⁉」グループの授業案