活動レポート
「講座 ・観察会・見学会」活動レポート 実施の様子一覧
カタクリエコツアー・あきる野市切欠のカタクリを訪ねて
2009年3月26日、環境情報館の講座として、昨年4月2日に実施されました、あきる野市切欠に生育するカタクリを訪ねることがメインのエコツアーが開催されました。
これは、昨年度から環境情報館の講座の企画運営にご協力いただいております、すぎなみネイチャーセブンの会の企画によるもので、当日もネイチャーセブンの会からもサポートスタッフが7名ご協力頂き運営していただきました。
当日は昨日の冷たい雨、また一部地域ではみぞれが早朝に舞ったとのお天気の中、集合時間の9時30分には、お天気も回復し晴れ間がのぞく空模様となり絶好の観察日和となりました。
集合場所のJR武蔵五日市線東秋留駅前に時間前にご参加の26名の方もそろい、予定通り9時40分に最初の観察場所の二ノ宮神社に向かいました。そこで、開会の挨拶を情報館側からさせていただき、その後リーダーの淀川さんの挨拶、全行程7㎞を歩くためのストレッチなどの後、霞丘陵の河岸段丘の説明、二ノ宮神社の由来などの説明の後、樹木の観察、湧水の観察などの後、二班に分かれて歩き始めました。その後前田耕地遺跡という縄文と弥生の両方の住居跡が見つかっている遺跡を見学し、街中を流れている水路や湧水のいくつかを見学しながら、川沿いに残る雑木林を通り川原に出、東秋留橋を渡ったところの川岸で昼食をとりました。昼食後はシメのオス・メスがが頭上に停まってくれ、じっくりとみんながプロミナで観察することができました。
その後、今日のメインの切欠のカタクリの山に入り約40分ほど見学をいたしました。昨年は4月2日に設定し、やや花が盛りを過ぎた感がありましたが、今年は一週間早めましたので、今年の冬の暖かさからいくと満開かと思われましたが、このところの寒さも影響してか思いのほか開花が進んでおらず、まだしぼんだものがほとんどなく、これからのものもあり、美しさは丁度良い時期でしたが、華やかさは、あと数日後といった感がありました。
その後、そのカタクリの山の持主の平野さんのお宅に伺い、お話を伺ったあと、最後に、地蔵院を訪ねました。このお寺はたくさんの立派な樹木があり、しだれ桜の大木もほぼ咲きそろい、カヤの大木、タラヨウ、江戸彼岸桜の大木、ナンジャモンジャの樹(カゴノキ)の大木など、なかなか圧巻でした。そこを最後に、東秋留の駅に向かい、希望者は秋川市ファーマーズセンターに向かい、地元産の野菜など購入に向かいましたが、時間が遅かったせいか、お目当ての「のらぼう」は一部の人しか手に入れることができませんでした。
そして、めいめいに買い物のあと東秋留駅4時4分発の電車で岐路に着きました。
今回も、ネイチャーセブンの皆様には、下見も何度もしてくださり、充分な準備を持って講座を運営していただき、参加者の方の満足度も大変高い講座となっており、心より感謝いたします。
(普及啓発委員 境原達也記)